2022年7月5日 小児がん対策国民会議 教育WG 厚生労働省と文部科学省への要望書提出

小児がん対策国民会議教育ワーキンググループ


小児がんの子どもたちへの切れ目のない教育の実現に関する要望書を提出
第四期がん対策推進基本計画策定に向けて

小児がん治療は、従来に比べて入院期間の短期化が進み、治療と治療の合間に一時的に退院して自宅や宿泊施設で療養したり、通院主体の治療を受けたり、治療スタイルは多様化しています。しかしながら、病気の子どもへの教育のあり方は、この多様性に対応するものとなっていません。

どんなに厳しい病状や体調でも、小児がんの子どもは教育を求めています。教育は子どもの生きる力を支えるからです。学校教育は、子どものいる場で、それぞれの心身の状態に応じた内容・形態・進度を工夫しながら継続的に行われることが、権利として保障されなければなりません。

私たちはこのたび、全ての子どもの療養スタイルに応じた教育、すなわち切れ目のない教育の実現のために別紙の要望書を、厚生労働省後藤茂之厚生労働大臣と文部科学省末松信介文部科学大臣に提出いたしました。